
活動報告②
2000年~2003年





2000年~2006年
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2000年、京都市三条通【新町~堀川間】でまちづくり活動団体「三条通を考えよう会」が、行政に対して対象地域の道路整備を実現するように働きかけることを目的に結成された。
目的達成のためには、その必要性を明確にすることが行政側から要求されたため、住民や通行人に触れ合う機会や場面を提供し、にぎわいのあるみちをつくることが目標となった。 また、活動主体である三条通を考えよう会自身が楽しむことを大切にしている。つまり、にぎわいを供給する側が、にぎわいを消費する側にもなるということである。考えてみれば当然のことかもしれないが、世間ではまちづくりがなにか特別で高尚な、難しいものとして考えられているので、そのような意識を変えていくことも目標に合致する。 こういった事情から、三条通を考えよう会は結成当初から一貫して、みちにスポットをあて続け、みちにまつわる場づくりや、ひとづくり、コトづくりを遊びの中から行ってきた。毎年恒例となっていた七月の祇園祭の際に開催されるフォトコンテスト「ゆかたde参上(三条)」において、会場となった三条釜座の大西清右衛門美術館の雰囲気を、さらに盛り上げるための竹の灯籠による演出の試行とアンケート調査を行った。 このイベントは好評で、地域住民の中には毎年参加して、撮影された写真を成長の記録としている親子もいるほどである。竹の灯籠による演出もアンケート結果から98%が支持し、明かりにまつわるまちづくり活動が、三条通を考えよう会の特徴として印象付けられたことがわかる。また、他の質問からは、まちづくり活動に対して、積極的参加の機会を待ち望む声も確認できた。 十一月初旬の週末、「歩いて暮らせるまちづくり」事業の推進母体が開くイベント「まちなかを歩く日」では、祇園祭で得られた試行の成果と、アンケート調査から拾い上げた要望を、同時に実現させる方法を模索した結果、ろうそくづくり体験ワークショップを試みた。 ほぼ全ての世代から参加者が集まり、どの世代の参加者からも「楽しかった」や、「創作意欲が湧いた」などの感想があった。次回を期待する人がほとんどで、チョコや石鹸づくりなど、具体的な提案もあった。このことから我々のまちづくり活動の公平性や、さらなる発展への期待が伺えた。 2005年の2回にわたるコトづくりの手法に関する実践から、具体的な手法の確立を目指し、2006年七月の祇園祭では、迎え提灯づくり体験ワークショップを実践した。迎え提灯づくりはこれまでの成果を踏まえ、さらに対象地域固有の文化的背景をも取り込んだので、活発な多世代交流を生み出すことに成功した。 その後の「まちなかを歩く日」には、新たにメディアの要素を取り入れ、参加者にピンホールカメラで通りの風景を撮影してもらい、それを展示しながら、撮影に至った想いと、住民の持つ思い出話などで交流した。さらに、そのメディアの要素を活かし、松ヶ崎祭においてもこの写真を展示する場をつくることで、三条通を考えよう会の活動が固有の場を超え、人々に広く知られ、本研究の目指す、ひと・場・コトの複雑なネットワークのきっかけが生まれた。 |
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